アルミニウム | 切削加工材質
2025/12/22

アルミニウムの特徴
アルミニウムは、軽量で強度に優れた汎用的な金属材質です。熱伝導率・電気伝導率が高く、熱交換器や電子部品などに利用されます。低温下での脆性破壊が起こりにくく、靭性に優れていることから、人工衛星や低温プラントの部品の材質にも利用されます。また、無害・無臭であるため、機械や装置の部品、日用品など幅広い場面で使用されています。
軽量で高強度
優れた耐食性
良好な切削加工性
低温下で使用可能
熱と電気の伝導率が高い
無毒性
アルミニウムの種類
部品の材料に利用されるアルミニウムは、一般的には添加金属を加えたアルミニウム合金です。これらの種類は番手と呼ばれ、多くの種類が存在します。当社では調質材やAMS材の切削加工にも対応します。2000番系は強度向上のため、銅(Cu)を多く添加した合金です。銅(Cu)の酸化しやすい性質で耐食性が低い特徴がありますが、アルマイトなどの表面処理でカバーすることができます。ジュラルミン、超ジュラルミンとも呼ばれるA2017とA2024が代表材質です。7000番系は亜鉛(Zn)とマグネシウム(Mg)を添加したアルミニウム合金で最も強度の高い番手です。超々ジュラルミンとも呼ばれるA7075が代表で、航空機の部品や車両にも使用されます。
1000番系(A1050,A1050P-H112,A1050-H24,A1070,A1100,A1100P)
2000番系(A2017,A2017P,A2017-T3,A2017-T4,A2017P-T351,A2017B,A2017BE-T6,A2024,A2024-T4,A2024-T351)
5000番系(A5052,A5052P,A5052H-O,A5052-H14,A5052-H34,A5052-H112,A5052TD,A5056,A5056B,A5056S,A5056-H34)
6000番系(A6061,A6061-T6,A6061-T651,A6063,A6063-T5,A6063S,A6063S-T5,A6063FB)
7000番系(A7050,A7075,A7075P,A7075-T6,A7075-T651,A7075-T7351)
材質選定上の注意点
アルミニウムの融点は約660℃と、他の金属材質と比べると低い部類に入ります。硬度についても同様で、7000番系(A7075など)のように硬度の高い番手以外は衝撃でへこんだり、傷がつきやすい材質です。また、金属の中では線膨張係数が高く、温度変化による寸法変化が発生しやすい材質です。
融点が他の金属材質よりも低い
へこみや傷がつきやすい
線膨張係数が高い
切削加工後に可能な表面処理
アルマイト処理
アロジン処理
無電解ニッケル
硬質クロム
黒染め
三価クロメート
めっき


