切削加工の対応材質
金属切削加工
アルミニウム
アルミニウムは、軽量で強度に優れた汎用的な金属材質です。熱伝導率・電気伝導率が高く、熱交換器や電子部品などに利用されます。低温下での脆性破壊が起こりにくく、靭性に優れていることから、人工衛星や低温プラントの部品の材質にも利用されます。また、無害・無臭であるため、機械や装置の部品、日用品など幅広い場面で使用されています。
材質詳細を見るステンレス鋼
ステンレス鋼は、鉄を主成分とし、クロムやニッケルなどを添加した合金鋼です。その最大の特徴は、錆びにくさ(耐食性)にあります。鉄に10.5%以上のクロムを含有させることで、表面に強力な不動態皮膜を形成し、内部を腐食から保護しています。この皮膜は非常に薄く、わずか数ナノメートル程度の厚さしかありませんが、外部からの刺激によって損傷を受けても、クロムが大気中の酸素を反応して皮膜が再生します。
材質詳細を見る銅
銅は、銀に次ぐ高い熱伝導性と電気伝導性を持つ金属です。導電材料・放熱材料として電子機器部品や熱交換器に利用されます。また、完全非磁性を持つ金属であり、磁石などの影響で磁性を帯びることがありません。銅の表面に微生物が付着すると、微生物の細胞膜を破壊し、最近やウイルスを死滅させます。アルミニウム同様、極低温化でも使用でき、脆性破壊が起こりません。
材質詳細を見る真鍮
真鍮(Brass)は銅と亜鉛の合金で、特有の金色の輝きと優れた加工性で知られています。純銅ほどの電気伝導性はありませんが、真鍮も中程度の電気・熱伝導性を備えており、電気コネクタや継手類などにも適しています。また、銅と同様に抗菌性をある程度有しており、衛生的な用途やハードウェアなどにも活用されています。
材質詳細を見るチタン
チタンは、軽量で比強度と耐熱性に優れた金属材質です。融点は約1668℃と、アルミニウムや銅、ステンレス鋼などの主要材質よりも高く、高温環境でも安定した性質を発揮します。また、チタンは化学的に活性であり、空気中の酸素に触れると強固な結合を起こします。この酸化チタンの皮膜により内部が保護され、高い耐食性を発揮します。さらに、生体親和性の高い金属であり、金属アレルギーを起こしにくいことから、医療機器などの治療に使用する器具にも利用されます。
材質詳細を見るモリブデン
モリブデンは、融点が約2,620℃、沸点が約4,650℃の高融点金属です。金属材質の中で5番目に融点が高く、超高温環境での使用に適した材質で、高温下でも高い強度を発揮します。また、線膨張係数が低く、高温下での寸法安定性にも優れています。切削加工用材料として使用される他に、合金の添加金属としても使用されます。モリブデンが添加された合金は、硬度が向上し、変形しにくい性質を得ます。熱伝導率は20℃約142W/(m・K)と、比較的高い熱伝導性があります。
材質詳細を見る樹脂切削加工
PEEK
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)は樹脂材質の中でも最高レベルの耐熱性と機械的強度を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。寸法安定性・耐薬品性・耐摩耗性の物性も高水準で、難燃性で燃えにくく、燃焼時の有毒ガスの発生量も非常に少ない材質です。さらに、耐熱水性が樹脂材質の中で極めて高く、200~250℃のスチーム中での連続使用が可能です。
材質詳細を見るPPS
PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、樹脂材質の中でも耐熱性と機械的強度に優れたスーパーエンジニアリングプラスチックです。寸法安定性・耐薬品性・耐摩耗性の物性も高水準とPEEKに次ぐ性能でありながら、同サイズの材料の価格は4分の1から2分の1程度です。吸水性が極めて低く、23℃浸漬24時間での吸水率は0.02%です。また、難燃性で燃えにくく、燃焼時のガス発生量も非常に少ない材質です。さらに、耐候性にも優れ、屋外使用による劣化が進みにくい材質です。
材質詳細を見るPEI
PEI(ポリエーテルイミド)は、高い耐熱性(連続使用温度170℃)を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。PEEKを超える引張強度があり、幅広い温度域で高いクリープ耐性を発揮します。高温下の劣化が非常に少ない特性があります。また、非常に優れた耐加水分解性があり、繰り返しの蒸気減菌に対応できます。さらに、吸水率・線膨張係数が低く、寸法安定性に優れています。難燃性で燃えにくく、燃焼時のガス発生量も少ない材質です。
材質詳細を見るPTFE
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、摺動性・耐摩耗性の高さが特徴的なスーパーエンジニアリングプラスチックです。滑らかな表面は摩擦係数が非常に低く、摺動部品として高い性能を発揮します。連続使用温度が260℃と耐熱性に優れ、マイナス250℃までの低温下でも強度を維持します。また、酸素と結合しにくい分子構造でありUL94規格ではV-0と難燃性の材質です。撥水性に優れ、吸水率は0.00%と、吸水しない樹脂材質です。
材質詳細を見るPI
PI(ポリイミド)は、高い耐熱性を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。PEEKやPPSと異なり、非熱可塑性であり、熱により溶融しません。そのため高温下でも高い機械的強度を維持します。連続使用温度は300℃であり、瞬間的には400℃までの耐熱性があります。極低温下での使用も可能で、マイナス270℃までの耐寒性があります。
材質詳細を見るPBI
PBI(ポリベンゾイミダゾール)は、樹脂材質の中で最高レベルの耐熱性を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。連続使用温度は345℃で線膨張係数が低く、熱による寸法安定性に優れています。優れた強度と耐熱性から、金属材質の代替としても候補に挙がります。また、耐摩耗性にも優れ、高熱箇所の摺動部品としても利用されます。さらに、難燃性であり、UL94規格でV-0です。酸・アルカリ、有機溶剤に対して強い耐性があります。また、良好なプラズマ耐性があります。
材質詳細を見るPAI
PAI(ポリアミドイミド)は、熱可塑性樹脂の中で最高レベルの性能を持つ非結晶性のスーパーエンジニアリングプラスチックです。非常に優れた引張強度と圧縮強度、耐摩耗性、耐衝撃性を250℃の高温まで発揮します。荷重たわみ温度とガラス転移点も250℃を超える水準であり、高温・高負荷環境において高い強度を維持します。また、耐薬品性も優れており、ほとんどの有機・無機化学薬品に対しての耐性があります。さらに、アルミニウムやステンレス鋼などの金属材質と同程度の低線膨張係数による寸法安定性により、軽量化を目的とした金属代替材として使用されます。
材質詳細を見るPOM
POM(ポリオキシメチレン)は、機械的強度と耐摩耗性、耐薬品性に優れたエンジニアリングプラスチックです。快削でバリが発生しにくく、発生しても簡単に除去できるため、精密部品の製作に適しています。また、吸水率が低く、吸水・吸湿による寸法の変化が起こりにくいこともPOMが選ばれる理由です。総じて性能に対してコストが低く、汎用的な材質として樹脂切削加工の中心的な存在です。
材質詳細を見るMCナイロン
MCナイロンは、機械的強度と耐熱性、摺動性に優れたエンジニアリングプラスチックです。有機溶剤に対する耐薬品性に優れています。POM同様、他の物性も平均以上の数値で、かつ低コストであるため、使い勝手の良い樹脂材質です。標準グレードは青色で、材料の上下面には製造工程で縞模様が付いています。総じて性能に対して低コストで、樹脂切削加工の中心的な材質です。
材質詳細を見るポリカーボネート
PC(ポリカーボネート)は、樹脂材質の中で最高レベルの耐衝撃性を誇るエンジニアリングプラスチックです。光透過性が高く、カメラのレンズや保護カバーに利用されます。透過性はアクリルの方が高いですが、耐衝撃性はポリカーボネートの方が圧倒的に高く、耐久性が求められる場面で選定されます。また、耐候性にも優れており、屋外での劣化が少ない特徴があります。耐熱性が高く、連続使用温度は120℃です。
材質詳細を見るベークライト
ベークライト(ポリオキシベンジルメチレングリコールアンハイドライド)は熱硬化性樹脂に分類される、フェノール樹脂の一種です。縮合重合によってできる立体網目構造(架橋高分子結合)の強固な分子構造が分子の熱運動を制限し、高い機械的強度と耐熱性を実現しています。紙や布を基材とした積層板として流通しており、安価で優れた特徴を持つことから使いやすく、汎用的な材質としてさまざまな場面で利用されています。ベークライトは主に下記の特徴を持つ材質です。
材質詳細を見る対応サイズ(角物)

※単位はmm
※加工機械の対応サイズです。材料の規格がない場合もあります。
※形状によっては範囲内でも加工不可の場合があります。
※この表は短納期対応可能サイズです。これを超えるサイズの場合は一度ご相談ください。
対応サイズ(丸物)

※単位はmm
※加工機械の対応サイズです。材料の規格がない場合もあります。
※形状によっては範囲内でも加工不可の場合があります。
※この表は短納期対応可能サイズです。これを超えるサイズの場合は一度ご相談ください。
切削加工後の表面処理
アルマイト処理
アロジン処理
クロメート処理
無電解ニッケル
金めっき
銀めっき
蒸着
バフ研磨
バレル研磨
ブラスト
鏡面磨き
手磨き
私たちの強み
お客さまのご要望に合わせた最適な解決策をご提案します。
豊富な加工・対応バリエーション
大阪本社工場とベトナム工場を中心としたネットワークを構築。200種以上の材質の加工をワンストップ対応。
お客さまに寄り添う最適提案
「加工の話ができる」営業担当が、お客さまのご要望に合わせた最適提案で設計・開発をサポート。
迅速な見積もり回答
現場と営業の連携でお客さまを「お待たせしない回答」を実現。お見積もりは最短2時間以内に回答。
切削加工のためのFAQs
切削加工を1個から依頼できますか?
はい、1個から製作します。
切削加工で量産は依頼できますか?
はい、1000個までの量産が得意領域です。
切削加工の依頼方法は?
図面があり、材質などの条件が決まっている場合は、見積もり依頼フォームから、加工の相談からスタートしたい場合は相談依頼フォームからお問い合わせください。
短納期での依頼はできますか?
はい、できます。はい、工場の空き状況と材料の入荷時期にもよりますが、最短で1日納期での出荷が可能です。1週間以内の短納期相談はお任せください。
相談や見積もりに費用はかかりますか?
いいえ、費用はお客様からご注文を頂いた際に発生します。ご相談やお問い合わせで費用は発生しません。お気軽にお問い合わせください。
製作の費用はいくらかかりますか?
製作費用は形状、材質、納期、その他の条件によって大きく変動します。費用については一度お見積りください。

