ベークライト加工のための材質情報【切削加工】
2025/12/23
ベークライトの特徴
ベークライト(ポリオキシベンジルメチレングリコールアンハイドライド)は熱硬化性樹脂に分類される、フェノール樹脂の一種です。縮合重合によってできる立体網目構造(架橋高分子結合)の強固な分子構造が分子の熱運動を制限し、高い機械的強度と耐熱性を実現しています。紙や布を基材とした積層板として流通しており、安価で優れた特徴を持つことから使いやすく、汎用的な材質としてさまざまな場面で利用されています。ベークライトは主に下記の特徴を持つ材質です。
優れた機械的強度
優れた耐熱性
絶縁性
優れた耐薬品性
遅燃性
低コスト
ベークライトの種類
ベークライトは基材の違いによって紙ベークライトと布ベークライトに大別されます。布ベークライトの方が機械的強度が高く、コストも高くなります。難燃剤を加えた難燃グレードや、黒色のカラーバリエーションがあります。
紙ベークライト
布ベークライト
難燃グレード
材質選定上の注意点
積層構造であるベークライトは、積層面に対して垂直に力を受けるか、水平に力を受けるかで発揮する強度に違いがあります。また、吸水しやすく吸水・吸湿による寸法変化が起こることがあります。ベークライトを選定時には、下記の点の確認が必要です。
吸水・吸湿しやすい
摩耗しやすい
材料面による強度差がある
変色しやすい
湯本電機ではベークライトの切削加工による特注部品の製作を1個から承ります。見積もり回答は最短2時間以内。PEEK加工など、幅広い材質の加工実績があります。比較のためのお見積り、材質選定のご相談もお気軽にお問い合わせください。


