ホームkeyboard_arrow_right対応材質keyboard_arrow_right

モリブデン加工の基礎知識【切削加工】

モリブデン加工の基礎知識【切削加工】

最終更新日:2026/4/18

モリブデンの特徴

モリブデンは、融点が約2,620℃、沸点が約4,650℃の高融点金属です。金属材質の中で5番目に融点が高く、超高温環境での使用に適した材質です。高温下でも高い強度を維持します。また、線膨張係数が低く、高温下での寸法安定性にも優れています。切削加工用材料として使用される他に、合金の添加金属としても使用されます。モリブデンが添加された合金は、硬度が向上し、変形しにくい性質を得ます。熱伝導率は20℃約142W/(m・K)と、比較的高い熱伝導性があります。

  • 高硬度

  • 優れた耐熱性

  • 優れた耐酸性

  • 高い熱伝導性

モリブデンの注意点

モリブデンはレアメタルであり、供給量が少なく高価な材質です。また、難削材であるため、加工費も一般的な金属材質より高額です。高温下で特定の気体に反応し、急激に酸化します。酸化が始まると表面から剥離が進行し崩壊します。水蒸気と700℃、窒素と600℃、二酸化炭素と1200℃で反応します。また、硬くて脆いため、加工中に欠けが発生することがあります。

  • 高価

  • 難削材

  • 高温で特定の気体と反応する

関連記事

執筆者:湯本電機株式会社

金属・樹脂の切削加工と3Dプリントを軸に、試作・開発段階の部品加工に特化したエンジニアリングパートナー。年間76,738枚を超える図面見積実績に基づき、アルミ・樹脂から難削材まで200種類以上の材質に対応。単なる受託加工に留まらず、蓄積された膨大な加工データを背景とした「コストダウン提案」や「加工法最適化」に強みを持つ。

最短2時間以内の見積回答体制を敷き、大手メーカーの設計・開発部門から、学生フォーミュラ・ロボコン等の次世代エンジニアまで、難易度の高いものづくりを技術面からバックアップしている。