モリブデン加工の基礎知識【切削加工】
2025/12/22
モリブデンの特徴
モリブデンは、融点が約2,620℃、沸点が約4,650℃の高融点金属です。金属材質の中で5番目に融点が高く、超高温環境での使用に適した材質です。高温下でも高い強度を維持します。また、線膨張係数が低く、高温下での寸法安定性にも優れています。切削加工用材料として使用される他に、合金の添加金属としても使用されます。モリブデンが添加された合金は、硬度が向上し、変形しにくい性質を得ます。熱伝導率は20℃約142W/(m・K)と、比較的高い熱伝導性があります。
高硬度
優れた耐熱性
優れた耐酸性
高い熱伝導性
モリブデンの注意点
モリブデンはレアメタルであり、供給量が少なく高価な材質です。また、難削材であるため、加工費も一般的な金属材質より高額です。高温下で特定の気体に反応し、急激に酸化します。酸化が始まると表面から剥離が進行し崩壊します。水蒸気と700℃、窒素と600℃、二酸化炭素と1200℃で反応します。また、硬くて脆いため、加工中に欠けが発生することがあります。
高価
難削材
高温で特定の気体と反応する


