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UHMW-PEの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

UHMW-PEの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

2026/4/25

本記事の要点

  1. UHMW-PEはフッ素樹脂に次ぐ滑り特性を持ち、摺動部品に適した側面を持つ

  2. UHMW-PEは線膨張係数が大きく耐熱性が高くない(連続使用温度80℃)

  3. 細かなバリが発生しやすく除去が難しいため、精度の悪化に注意する必要あり

UHMW-PEの物性値

単位

試験法

比重

0.94

引張強さ

Mpa

D638

38

破断時伸び

%

D638

420-530

衝撃強さ(アイゾット ノッチ付)

J/m

D256

破壊せず

硬度(ロックウェル)

D785

R50

線膨張率

x10-5/℃

D696

13

体積抵抗率

Ω·cm

D257

>10^16

絶縁破壊強さ

KV/mm

D149

UHMW-PEの特徴

UHMW-PE(超高分子量ポリエチレン)は、摺動性・耐摩耗性・耐衝撃性に優れた熱可塑性のエンジニアリングプラスチックです。

分子量が20万~30万のPE(ポリエチレン)を100万~700万の高分子量まで高められており、高密度の分子が複雑に絡み合うことで、ポリカーボネートよりも優れた耐衝撃性となっています。また、優れた自己潤滑性とフッ素樹脂に次ぐ滑り特性があり、ローラーやガイドレール、ギアなどの部品に使用されています。

  • 優れた摺動性と耐摩耗性

  • 優れた耐衝撃性

  • 絶縁性

  • 優れた耐薬品性

UHMW-PEの種類

UHMW-PEは、標準グレードの他に各種性能を強化・付加したグレードがあります。

  • 標準グレード

  • 帯電防止グレード

  • 導電グレード

  • 高摺動グレード

  • 耐摩耗グレード

材料選定上の注意点

UHMW-PEは、線膨張係数が大きく、温度変化による寸法変化が起こりやすい材質です。そのため、温度の変化が大きい環境での使用には向いていません。また、連続使用温度が80℃であり耐熱性は高くありません。

切削加工時には細かなバリが発生しやすく、除去も難しいため、小さな穴や液体や気体を通すための穴がある部品を製作する場合は、精度の悪化に注意する必要があります。

  • 温度変化による寸法変化が起こりやすい

  • 耐熱性は高くない(連続使用温度が80℃)

  • 切削加工によりバリが発生しやすい


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