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ポリカーボネートの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

ポリカーボネートの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

最終更新日:2026/5/19

本記事の要点

  1. ポリカーボネートは樹脂材質の中で最高レベルの耐衝撃性を持つ透明樹脂

  2. ポリカーボネートは耐候性に優れ、屋外での使用も可

  3. ポリカーボネートはほとんどの有機溶剤と界面活性剤に反応し、割れや変形を起こす

ポリカーボネートの特徴

PC(ポリカーボネート)は、樹脂材質の中で最高レベルの耐衝撃性を誇るエンジニアリングプラスチックです。光透過性が高く、カメラのレンズや保護カバーに利用されます。透過性はアクリルの方が高いですが、耐衝撃性はポリカーボネートの方が圧倒的に高く、耐久性が求められる場面で選定されます。また、耐候性にも優れており、屋外での劣化が少ない特徴があります。耐熱性が高く、連続使用温度は120℃です。

  • 樹脂材質で最高レベルの耐衝撃性

  • 優れた光透過性

  • 吸水率が低い

  • 優れた耐熱性

  • 優れた耐候性

  • 絶縁性

ポリカーボネートの種類

ポリカーボネートは、標準グレードの他に各種性能を強化したグレードがあります。

  • 標準グレード

  • ガラス繊維強化グレード

  • グラファイト強化グレード

  • 超耐候グレード

  • 制電グレード

材質選定上の注意点

ポリカーボネートは、ほとんどの有機溶剤と界面活性剤に反応し、割れや変形が起こります。表面には傷が付きやすく、硬いもので擦ると透過性が著しく悪化します。透過性の高い樹脂の中では頭一つ抜けて高価であるため、要件によってはアクリルやPETなども候補にしながら選定することを推奨します。

  • ほとんどの有機溶剤と界面活性剤に反応する

  • 傷が付きやすい

  • 比較的高価な材質


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ポリカーボネートの切削加工事例

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執筆者:湯本電機株式会社

金属・樹脂の切削加工と3Dプリントを軸に、試作・開発段階の部品加工に特化したエンジニアリングパートナー。年間76,738枚を超える図面見積実績に基づき、アルミ・樹脂から難削材まで200種類以上の材質に対応。単なる受託加工に留まらず、蓄積された膨大な加工データを背景とした「コストダウン提案」や「加工法最適化」に強みを持つ。

最短2時間以内の見積回答体制を敷き、大手メーカーの設計・開発部門から、学生フォーミュラ・ロボコン等の次世代エンジニアまで、難易度の高いものづくりを技術面からバックアップしている。