高機能な3Dプリント材質「PEKK」の使いどころ
配信日 2026/7/23
高機能な3Dプリント材質「PEKK」の使いどころ
「寝るといいアイデアが浮かぶ」と聞いたことはありませんか?
近年の研究では、眠りに入り始めたばかりの「第1段階(N1睡眠)」で目覚めた人は、ひらめきを必要とする問題の正答率が約3倍高かったと報告されています。画家ダリや発明家エジソンも、手に物を持ったまま眠り、落ちる音で目覚める方法を取り入れていたそうです。
アイデアが煮詰まったときは、コーヒーを飲む代わりに10分ほどの「うたた寝」を試してみると、意外なひらめきが生まれるかもしれません。
【材質紹介】 PEKK( ポリエーテルケトンケトン )
「強度と耐熱性に優れる樹脂材料を探している」「複雑な形状や一体造形によって部品を大幅に軽量化したい」設計の現場で、優れた性能と3Dプリントならではの造形自由度の両立を実現できる材料として、検討していただきたいのが「PEKK(ポリエーテルケトンケトン)」です。

【PEKKが選ばれる主な3つの理由】
優れた耐熱性・難燃性:高温環境でも強度や寸法安定性を維持できる
高い機械的強度・耐摩耗性:摺動部品や高負荷部品に適している
優れた耐薬品性:過酷な化学環境でも性能を維持して使用できる
PEKKは難燃性や耐摩耗性、強度に優れ、高温環境や薬品にさらされる過酷な用途でも安定した性能を発揮します。3Dプリントにより複雑形状の部品も高い強度を維持したまま製作できるため、航空宇宙や医療、産業機器など高性能部品の試作・最終製品に採用されています。
しかし、材料価格が高く、造形には高温対応の3Dプリンターが必要なため、加工コストが高くなる傾向があります。また、滑らかな表面や、厳しい寸法公差が求められる場合は切削加工(PEEK)の方が有利になるなど、必要な性能を見極め、用途に応じて採用することが重要です。
複雑形状・一体造形や中空構造による軽量化を重視するならPEKKを用いた3Dプリント、寸法精度・滑らかな表面重視ならPEEKを用いた切削加工の選択をご検討ください。
PEKKをはじめとする高機能樹脂(スーパーエンプラ)の加工や、3Dプリントと精密切削加工の選定にお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。湯本電機では豊富な加工実績で、試作から本製作までの最適解をスピーディーにご提案します。

