造形安定性とコスト性に優れる「PLA」の使いどころ
配信日 2026/8/27
造形安定性とコスト性に優れる「PLA」の使いどころ
「便利だから、デジタルが正解」とは限らないようです。
北欧では、デジタル教科書から紙の教科書へ戻す動きがあるそう。スクロールできるデジタル教材は、ページをめくる感覚がなく、「あの内容は右ページの上のほうにあった」といった位置情報が残りにくいため、記憶にも影響するといわれています。
「教育は効率化の対象ではなく、人間が人間を育てる営み」という言葉に、便利さの先にあるものを考えさせられました。
【材質紹介】 PLA( ポリ乳酸 )
「3Dプリントで試作品を手軽に製作したい」「造形時の反りや変形をできるだけ抑えたい」そんな用途で検討していただきたいのが、3Dプリント材料の「PLA(ポリ乳酸)」です。

【 PLAが選ばれる主な3つの理由 】
造形安定性に優れる:熱収縮が小さく、寸法や形状を安定させやすい。
高い剛性を持つ:硬く変形しにくいため、簡易治具にも適している。
カラーバリエーションが豊富:試作品の識別や外観確認に活用できる。
PLAはトウモロコシなどのデンプンを原料とする自然由来のプラスチックです。造形安定性や剛性に優れ、反りや収縮が比較的小さいため、3Dプリントで形状や寸法を安定して再現しやすい材料です。低コストで扱いやすいことから、製品の形状確認や機構検証、簡易治具などの試作に広く用いられています。
しかし、耐熱温度は約53℃と低く、また脆いため耐衝撃性も劣ります。そのため、高温環境や大きな衝撃荷重がかかる用途には不向きです。また、吸水による劣化が起こりやすいため、使用条件を考慮して材料を選定することが重要です。
湯本電機では、3Dプリントによる短納期試作はもちろん、切削加工による量産まで、一貫した部品製作をサポートしています。材料選定や加工にお悩みの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

