耐熱性と強度に優れる3Dプリント材質「PEI」の特徴
配信日 2026/8/6
耐熱性と強度に優れる3Dプリント材質「PEI」の特徴
先日、会社で救命講習を受ける機会がありました。
「心臓マッサージ」ではなく「胸骨圧迫」という言葉が使われていて、いつの間に呼び方が変わったんだろう?と気になり、調べてみました。
「胸骨圧迫」という表現になったのは2005年のガイドラインからだそうです。実際に押しているのは心臓ではなく胸骨なので、正確な表現に改められたとのこと。さらに講習では、「強すぎるくらいがよい」と教わりました。そうすると「圧迫」の方が動作のイメージに合っているのかもしれません。
普段何気なく使っている言葉でも、その背景を知ると「なるほど」と思えることがあるものですね。
【材質紹介】 PEI(ウルテム )
「金属部品の代替として過酷な環境下で使いたい」「高い耐熱性や安全基準を満たす部品を製造したい」設計の現場で、優れた耐熱性と難燃性、機械的強度を持つ3Dプリント材料で検討していただきたいのが「PEI(ウルテム / ULTEM)」です。

【 PEIが選ばれる主な3つの理由 】
優れた耐熱性:高温環境でも安定した性能を発揮する
高い機械的強度:高荷重や衝撃が加わる部品にも適する
優れた難燃性:添加剤なしでUL94 V-0相当の難燃性を備える
PEI(ウルテム)は、高い耐熱性・難燃性・機械強度を兼ね備えたスーパーエンプラです。FDA適合グレードがあり、食品機械や医療機器など、高い安全性が求められる用途で採用されています。切削加工やFDM方式の3Dプリント材料としても利用され、航空宇宙や自動車、産業機器分野でも注目される材料です。
一方で、 高性能なスーパーエンプラですが、材料価格が高く、コストが課題となる場合があります。また、3Dプリント品は造形時に微小な空隙が生じるため、食品・医療用途では衛生性を確保するための切削や研磨などの後加工が必要です。
樹脂材料による耐熱設計と機械的強度の両立にお悩みの方や、「部品の性能を満たす3Dプリントの樹脂材料を知りたい」といった段階からも、まずはご相談ください。また、PEI材を用いた精密切削加工もご対応が可能です。湯本電機では豊富な加工実績で、最適解をスピーディーにご提案いたします。

