UHMW-PE加工のための材質情報【切削加工】
2025/12/23
UHMW-PEの特徴
UHMW-PE(超高分子量ポリエチレン)は、摺動性・耐摩耗性・耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂のエンジニアリングプラスチックです。分子量が20~30万のPE(ポリエチレン)を100~700万の高分子量まで高めた樹脂材質です。高密度の分子が複雑に絡み合うことで、ポリカーボネートよりも優れた耐衝撃性となっています。自己潤滑性とフッ素樹脂に次ぐ滑り特性があり、ローラーやガイドレール、ギアなどの部品に使用されています。
優れた摺動性と耐摩耗性
優れた耐衝撃性
絶縁性
優れた耐薬品性
UHMW-PEの種類
UHMW-PEは、標準グレードの他に各種性能を強化・付加したグレードがあります。
標準グレード
帯電防止グレード
導電グレード
高摺動グレード
耐摩耗グレード
材質選定上の注意点
UHMW-PEは、線膨張係数が大きく、温度変化による寸法変化が起こりやすい材質です。そのため温度の変化が大きい場所での使用には向いていません。また、連続使用温度が80℃と、耐熱性は高くありません。切削加工時には細かなバリが発生しやすく、除去も難しいため、小さな穴や液体や気体を通すための穴がある部品を製作する場合は、精度の悪化に注意する必要があります。
温度変化による寸法変化が起こりやすい
耐熱性は高くない
バリが発生しやすい
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