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PVCの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

PVCの切削加工依頼前に知っておくべき材質特性

最終更新日:2026/5/13

本記事の要点

  1. PVCは酸やアルカリに対して高い耐薬品性を持ち、pH14の水酸化カリウムなどにも耐性あり

  2. PVCの吸水率は0.07%

  3. PVCは80℃を超える高温で強度が低下し、-20℃以下の低温では耐衝撃性が低下する

PVCの特徴

PVC(ポリ塩化ビニル)は、耐薬品性と耐候性に優れた汎用プラスチックです。低コストで使いやすい樹脂材料であり、機械部品の他に水道管などの生活インフラにも使用されています。酸とアルカリに対して、高い耐薬品性を発揮し、汚水中の酸・アルカリ、硫化水素による劣化に強い耐性があります。

また、PVCは、塩素原子を多く含んだ化合物です。燃焼時に塩化水素ガス(熱分解ガス)が発生することで燃焼の連鎖を止めるため、燃えにくい性質(着火温度455℃)を持ちます。

塩ビの吸水率は0.07%と樹脂材質の中でも低い部類に入ります。

  • 優れた耐薬品性

  • 優れた耐候性

  • 絶縁性

  • 難燃性

  • 吸水率が低い

PVC選定の例

pH14の水酸化カリウムに対して耐性があり、加工性が良く、一定以上の強度がある溶接接着が可能な材質が必要な場合選択肢に入る。(より強度が必要で長期的に使うならPTFE

PVCの種類

PVCは、基本グレードの他に各種性能を強化したグレードがあります。

  • 基本グレード

  • 制電グレード

材質選定上の注意点

有機溶剤に弱く、劣化します。また、耐熱性が低く、熱で強度が低下しやすく変形します。低温では耐衝撃性が低下し、割れやすくなります。

  • 有機溶剤に弱い

  • 耐熱性が低い

  • 耐寒性が低い


湯本電機ではPVCの切削加工による特注部品の製作を1個から承ります。見積もり回答は最短2時間以内。PTFEPETなど、200材質以上の加工実績があります。比較のためのお見積り、材質選定のご相談もお気軽にお問い合わせください。

塩ビの切削加工事例

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執筆者:湯本電機株式会社

金属・樹脂の切削加工と3Dプリントを軸に、試作・開発段階の部品加工に特化したエンジニアリングパートナー。年間76,738枚を超える図面見積実績に基づき、アルミ・樹脂から難削材まで200種類以上の材質に対応。単なる受託加工に留まらず、蓄積された膨大な加工データを背景とした「コストダウン提案」や「加工法最適化」に強みを持つ。

最短2時間以内の見積回答体制を敷き、大手メーカーの設計・開発部門から、学生フォーミュラ・ロボコン等の次世代エンジニアまで、難易度の高いものづくりを技術面からバックアップしている。